01 ワークショップ

言葉のない世界で出会おう

音を発することから起こされる「夜」の出来事

赤ちゃんのころ、「あー」とか「だー」とか、床をバシバシして親と会話していたような、言葉をまだ獲得していない世界でのやりとり、そこに音楽の原体験があるという説があります。
今回は、そんな世界に立ち帰り、声や音の鳴る道具を使って、発音/発音行為を中心にしたシーンを一緒に立ち上げていきます。まずは音を聴く・音を発する姿勢を仕立て、それから「夜」というテーマと暗闇という環境を頼りに、世界に潜っていきます。わたしたちの「夜」には何が起こるのでしょう。

〈皆様へ〉

・汚れても良い、動きやすい服装でお越しください
・「発音」を扱いますが、演奏経験・音楽経験は不問です。
・ワークには、小さな音 / 暗闇(ライトあり) の要素が含まれます。
※驚かす演出はございません。
小栗舞花 写真

小栗舞花 オグリ マイカ

作曲家。1998年生まれ。普段は音楽作品として、小さな音 / 音色探求 / 揺らぎのある時間 / 暗闇 などの要素を含めながら、人の発音という営みから生まれる非常に繊細な「出来事としての音楽」を導き出し、音楽ホールなどの舞台で発表している。そこでは、人の気配までもが鑑賞体験に昇華される。
たどり着いてしまったこの独特な音楽体験を、分野の垣根を超えて広く共有する方法を模索するため、三期から標本室に参加。

音って何?つかみにいっても、つかまれてみてもいいと思います。

松井の一言