8月14日
舞台上で使うテーブルが稽古場に入った。
杉山さん(セノグラフィー)がつくったもので、かなり使いがいがある仕上がり。
ここから思いつく台詞や演出はきっとたくさんある。
しかも、俳優が使い勝手を確かめようと、色々試そうとする感じがいい。
俳優が一人で立っていることも面白いけれど、
テーブルに頬杖ついたり、イスに寄りかかったり、コーヒーカップをいじったりしてる時の
「油断」している身体が好きだ。
その「油断」具合で、どんなふうに俳優が空間と仲良くしているかが見えてくる。
緊張してると、当然だけど、イスの座り方が浅くなったり、
コーヒーをかき混ぜる動作がぎこちなくなる。
まあ、リアリズムの話ではあるのだけれど。
でも、この仲良くなり方がスムーズかどうかで、稽古の進行具合もわかるので、
目安にしてるところがある。 松井