1996年に平田オリザ率いる劇団「青年団」に俳優として入団。その後、作家・演出家としても活動を開始、2007年に劇団「サンプル」を旗揚げする。

バラバラの、自分だけの地図を持って彷徨する人間たちの彷徨を描きながら、現実と虚構、モノとヒト、男性と女性、俳優と観客、などあらゆる関係の境界線を疑い、踏み越え、混ぜ合わせることを試みている。

『通過』(2004年)で第9回日本劇作家協会新人戯曲賞入賞、『自慢の息子』(2010年)で第55回岸田國士戯曲賞を受賞。
外部公演への戯曲提供や海外戯曲の演出にも意欲的に取り組み、さいたま・ゴールドシアター『聖地』(演出:蜷川幸雄/2010年)、文学座アトリエの会『未来を忘れる』(演出:上村聡史/2013年)、新国立劇場『十九歳のジェイコブ』(演出:松本雄吉/2014年)、KAAT神奈川芸術劇場『ルーツ』(演出・美術:杉原邦生/2016年)など脚本提供でも高く評価されている。

作品が翻訳される機会も増え、『シフト』『カロリーの消費』はフランス語に、『地下室』はイタリア語、韓国語に翻訳、『自慢の息子』は2013年にオハイオ・ノーザン大学(米)で、『家族の肖像』は2017年にネバダ大学(米)で翻訳上演された。
小説やエッセイ、TVドラマ脚本などの執筆活動、舞台、CM、映画、TVドラマへの出演なども行う。

現在、桜美林大学、四国学院大学、東京藝術大学、尚美学園大学非常勤講師。映画美学校講師。

(写真:©Toru Hiraiwa)