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創作日誌8/22松井

2012.08.23

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修行のような毎日。
ほとんどのスタッフ・キャストがそんな意識で
動いてるのではないかと思う。
それくらい分刻みのスケジュール。

昼間のインスタレーション演劇のボリュームがとにかくすごい。
4時間半の作品を俳優は演じ続けているし、
空間にまつわる情報も常に更新されている。

さらに夜の公演の稽古。
昼も演劇なので、二本の作品を作ってることになる。

立ち止まらないと、自分が何を作ってるのかわからないほど
いっぱいいっぱいになる。

でも今日の夜の稽古は何だか自分でもやりたいことの
方向がわかった気がした。

小学校が記憶のベースになっている人は多いんじゃないか?
けれど、思い出ってそれ自体は何のためにあるんだろう?
種の保存のためなのか?スタンプラリーのように集めて
眺めれば、ちょっとは得した気分になれるからか?

前にも書いたけど、僕は思い出をできるだけ更新したい。
人の記憶を自分の記憶とブレンドしてちょっと気持ちよくなりたい。
嫌な記憶や懺悔の感覚に持っていかれても
少しづつ中和できるようにしたい。
そして、いきなり襲ってくる自己嫌悪の念に立ち向かいたい。

記憶は更新されないと困る。